ペット医療関連銘柄を日本株で整理すると、本命に近いのはアニコム ホールディングス、日本動物高度医療センター、ペットゴーです。いずれもペット保険、高度獣医療、療法食・医薬品流通といった形で、テーマの中心に近い収益源を持っています。一方、富士フイルムHD、島津製作所、シスメックス、USEN-NEXT HOLDINGSは、動物病院DXや検査・画像・会計などのサプライチェーン銘柄として整理しやすい反面、ペット向けの売上寄与が開示上見えにくく、思惑先行には注意したいところです。アース製薬、ユニ・チャームは、高齢化するペットやケア需要の周辺恩恵株として見るのが無理のない位置づけです。今後確認したいポイントは、保険契約件数、診療件数、動物病院向けチャネル拡大、DX導入の収益化、そして各社がペット関連の業績寄与をどこまで開示するかです。
本ブログに掲載している情報は、筆者の個人的な見解および情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて生じたいかなる損失についても責任を負いかねます。投資判断はご自身の責任において行ってください。
ペット医療・ペット保険・動物病院DX関連 テーマの整理
テーマの概要
ペット医療関連銘柄を考えるうえで重要なのは、診療そのものを担う企業だけではなく、「診療費負担を和らげる保険」「動物病院の運営効率を上げるDX」「検査・画像診断・会計などの院内インフラ」まで視野を広げることです。2026年のペット支出調査では、支出面で最も不安に感じる項目は「突発的な病気やケガによる高額な診療費」が47.1%で最多となり、7歳以上では「高齢化に伴う介護・ケアの費用」不安も20.0%まで上昇しました。さらに34.5%が費用面を理由に受診を迷った経験があるとされています。アニコムの2025年調査でも、年間治療費は犬89,120円、猫47,130円まで伸びており、ペット医療、ペット保険、動物病院DXを一つの流れで見る重要性が増しています。
なぜ今注目されているのか
背景には、犬の飼育率が減少傾向でも猫は横ばい圏を維持し、加えて犬猫の平均寿命が長期的に伸びてきたことがあります。高齢化したペットは、慢性疾患、画像診断、継続治療、介護用品などの需要を押し上げやすく、病院側では待ち時間短縮、会計自動化、電子カルテ、診療データ活用の必要性も高まります。実際、上場企業の開示でも、動物病院向け自動精算機、電子カルテ連携、検査受託、画像診断機器、リアルワールドデータ活用といった周辺インフラの整備が進んでいます。
日本株で関連銘柄を選ぶ視点
見方は大きく三つです。第一に、ペット保険や高度獣医療のようにテーマへ直接収益が乗りやすい本命株。第二に、動物病院向けの検査機器、画像診断、精算機、院内システムなどを提供するサプライチェーン・インフラ株。第三に、シニアペット介護用品や動物病院専用商品など、高齢化や受診増の周辺で恩恵を受けやすい周辺恩恵株です。初心者の方は、テーマ名の近さではなく、決算資料や公式サイトで「どの事業が、どの顧客に、何を提供しているか」を確認すると、思惑先行銘柄を見分けやすくなります。
関連銘柄一覧
| 表示順 | 関連度 | 証券コード | 会社名 | 市場区分 | 関連する理由 | 注目ポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | A | 8715 | アニコム ホールディングス | 東証プライム | ペット保険が中核で、保有契約件数は2026年3月末で約139.3万件、対応病院数も7,044病院に拡大。 | 保険契約件数、窓口精算網、予防型保険と周辺事業の広がり | 保険損害率、価格改定影響、周辺投資の採算 |
| 2 | A | 6039 | 日本動物高度医療センター | 東証グロース | 犬猫向け二次診療病院を中核に全国4病院を展開し、高度医療の受け皿そのものを担う。 | 高度医療需要、診療件数拡大、福岡・名古屋投資、データ活用 | 設備投資負担、人材確保、建設費高騰 |
| 3 | A | 7140 | ペットゴー | 東証グロース | Eコマース中心のペットヘルスケア企業で、動物用医薬品・療法食・D2Cブランドを展開し、動物病院チャネルも拡大中。 | DTCシフト、療法食・医薬品、動物病院向け販路拡大 | 商流変更影響、利益変動、規模の小ささ |
| 4 | B | 4901 | 富士フイルムホールディングス | 東証プライム | グループが動物医療領域で画像診断機器、院内検査機器、受託検査をトータル提供している。 | 動物病院向け総合提案、検査センター、開業支援 | ペット事業の売上寄与が開示上見えにくい |
| 5 | B | 7701 | 島津製作所 | 東証プライム | 動物病院向けシステムとして小動物専用X線撮影や動物用X線透視装置を提供する。 | 画像診断装置の更新需要、高機能化、院内機器需要 | ペット向けは事業全体の一部にとどまる |
| 6 | B | 6869 | シスメックス | 東証プライム | 動物用の血液学検査装置を展開し、動物病院の院内検査インフラに関与している。 | 検査の省力化、小型装置、臨床データの蓄積 | ペット向け売上の開示が限定的 |
| 7 | B | 9418 | USEN-NEXT HOLDINGS | 東証プライム | 子会社アルメックスが動物病院専用自動精算機を提供し、電子カルテ連携による会計DXに関与。 | 受付・会計自動化、省人化需要、周辺市場開拓 | 連結業績に占めるペット寄与は小さい |
| 8 | C | 4985 | アース製薬 | 東証プライム | 100%子会社アース・ペットがペット用品や動物病院専用品を展開し、口腔ケアではアニコムとの連携もある。 | 予防・ケア需要、動物病院専用チャネル | 親会社全体ではペット比重が限定的 |
| 9 | C | 8113 | ユニ・チャーム | 東証プライム | ペットケアを成長領域に位置づけ、シニア犬向け紙おむつや介護用品を展開している。 | 高齢ペット介護、ペットケア投資拡大、海外展開 | 医療・保険・DXではなく周辺恩恵が中心 |
銘柄別解説
アニコム ホールディングス(8715)|関連度A
会社概要
アニコム ホールディングスは、アニコム損害保険を中核にペット保険を展開する企業です。東証プライム上場で、ペット保険の保有契約件数は2026年3月末時点で1,392,772件、対応病院数は7,044病院まで広がっています。IRではペット保険を中核としつつ、遺伝子検査、腸内細菌叢検査、健康イノベーション、動物病院運営といった周辺事業も伸ばし、「どうぶつの一生を支えるインフラ」を目指す構図が明確です。
今回のテーマとの関連性
ペット医療・ペット保険・動物病院DXというテーマに対して、最も中心に位置づけやすい銘柄です。理由は明快で、保険商品そのものを提供しているうえ、窓口精算ネットワークを構築し、保険金請求の業務効率化を病院側にももたらしているためです。中期経営計画でも「予防型保険の実現」「高度医療の開拓と知財化」「動物病院運営事業」を掲げており、テーマの三要素に直接接続しています。
A判定理由:主力がペット保険であり、IR資料で契約件数、窓口精算、動物病院運営、予防型保険の方向性を明確に確認できるためです。
注目ポイント
- 2026年3月期のペット保険新規契約件数は26.6万件、保有契約件数は139.2万件まで増加しました。
- 窓口精算対応病院は全国6,879病院、2026年3月末の対応病院数は7,044病院まで拡大しています。
- 中期計画では「動物病院運営事業」を独立した注力領域として扱い、売上・診療件数KPIも開示しています。
- 高額診療費不安が強い局面では、保険加入や予防サービスの必要性が改めて認識されやすい点が注目点になります。
- 保険データを起点にした商品・検査・健康支援への横展開は、単なる保険会社にとどまらない見方につながります。
注意点
- 保険事業である以上、損害率や事業費率の管理が崩れると利益に影響しやすい構造です。
- JARVIS Tokyo投資や周辺事業投資により、短期的には利益率が押し下げられる局面があります。
- ペット保険市場では大手企業の参入が続いており、競争環境の変化は継続確認が必要です。
- 保険料改定や商品改定は契約継続率や新規獲得に影響する可能性があります。
- 周辺事業の拡大は魅力ですが、保険以外の収益寄与がまだ十分大きいとは言い切れず、進捗確認は欠かせません。
参考情報
- 会社公式IR:株式基本情報(東証プライム、証券コード8715の確認)
- アニコム グループの強み(窓口精算、対応病院数、シェアの確認)
- 2026年3月期 決算補足説明資料(契約件数、利益、KPI確認)
- 中期経営計画2025-2027(予防型保険、動物病院運営事業、KPI確認)
- アニコム損保公式サイト(2026年3月末の契約件数・対応病院数確認)
日本動物高度医療センター(6039)|関連度A
会社概要
日本動物高度医療センターは、犬・猫向けの二次診療サービスを中心に展開する動物医療グループです。かかりつけ医からの紹介を通じて、より専門性の高い治療を担う二次診療病院を全国4病院で運営しています。2026年3月期は売上高61.92億円、営業利益11.50億円で、通期の売上高・各利益が過去最高を更新しました。動物病院として初の上場企業という位置づけも知名度の高い特徴です。
今回のテーマとの関連性
この銘柄は、ペット医療の「診療現場」そのものを担っています。特にシニア期に増えやすい高度な画像診断、専門診療、救急・紹介症例の受け皿であり、診療単価の上昇や高度医療需要の拡大の影響を受けやすい立場です。加えて、次世代型電子カルテ、AI活用、CRM基盤、RWD活用構想まで開示しており、単なる動物病院株ではなく、動物病院DXの内製化にも踏み込んでいます。
A判定理由:事業の中心が犬猫向け高度医療であり、さらに決算資料で電子カルテ・AI・データ活用まで確認できるためです。
注目ポイント
- 2026年3月期は売上高6,192百万円、営業利益1,150百万円で、2期連続の過去最高更新となりました。
- 二次診療サービス、画像診断サービス、在宅ケア機器レンタル・販売と、収益源が診療周辺まで広がっています。
- 次世代型新電子カルテ、AI画像診断支援、SOAP AI、自社データ基盤など、DX投資の方向性が比較的具体的です。
- 福岡エリア進出や名古屋病院リニューアルなど、地理的拡大の余地があります。
- 高度人材の確保や診療BPRの進捗が、今後の受け入れ能力を左右する確認ポイントになります。
注意点
- 高度医療機器の更新や新規病院開設は投資額が大きく、短期利益を圧迫しやすいです。
- 建設業界の需給逼迫や建設費高騰は、福岡・名古屋関連のスケジュールに影響し得ます。
- 獣医師や看護師などの専門人材確保が成長の前提条件です。
- グロース市場銘柄であるため、テーマ人気や業績期待による値動きの振れ幅は大きくなりやすい面があります。
- DX構想は魅力ですが、本格収益化の時期や寄与額はまだ読み切りにくい段階です。
参考情報
- 会社公式サイト:事業内容(二次診療4病院の確認)
- 株式基本情報(東証グロース、6039の確認)
- 2026年3月期 決算説明資料(業績、DX、成長戦略確認)
- IR FAQ(動物病院として初の上場企業であることの確認)
- 2026年3月期第3四半期決算短信(推移確認の補助)
ペットゴー(7140)|関連度A
会社概要
ペットゴーは、Eコマースを中心としたペットヘルスケア企業です。ペットコマース事業とペットメディア事業を持ち、通販サイト「ペットゴー」、D2Cブランド「VETSOne(ベッツワン)」を展開しています。会社としては「ペットのQOL向上」「健康寿命最大化」を掲げ、動物用医薬品、療法食、サプリメント、デンタルケアなどを扱っています。2026年3月期は商流変更の影響で減収・赤字化しましたが、DTCシフトを明確に打ち出しています。
今回のテーマとの関連性
ペットゴーは、保険会社や病院そのものではありませんが、診療後に継続利用されやすい療法食・医薬品・サプリメントの流通を担う点で、ペット医療テーマにかなり近い銘柄です。さらに、2025年には「ベッツワンベテリナリー」を約1,200店舗へ展開し、2026年にはシグニを通じて全国動物病院向け販売開始を打ち出しました。動物病院チャネルへの接続が強まったことで、単なるペット通販株よりテーマ性が高まっています。
A判定理由:動物用医薬品・療法食・D2Cヘルスケア商材を直接扱い、動物病院チャネルへの拡張も公式開示で確認できるためです。
注目ポイント
- D2Cブランド主体への「DTCシフト」を中期成長戦略として明示しています。
- 2026年3月期時点でDTCブランド売上高比率は33.7%まで上昇しました。
- 「ベッツワンベテリナリー」のオフライン展開を約1,200店舗へ拡大しています。
- 2026年6月には全国動物病院向け販売開始を打ち出し、病院チャネル開拓を加速しています。
- ペットコマースに加えてメディア・ケア領域のグループ展開も進めており、顧客接点の多層化が確認ポイントになります。
注意点
- ロイヤルカナン食事療法食の商流変更で2026年3月期業績は大きな影響を受けました。
- 2026年3月期は営業損失となっており、利益の安定性には注意が必要です。
- 小型グロース株で、事業転換期待が先行すると値動きが大きくなりやすいです。
- 動物病院向けチャネル拡大は追い風ですが、実際の売上寄与がどの程度になるかは継続確認が必要です。
- 特定ブランドや商流に左右されやすい事業構造は、今後も注視したい点です。
参考情報
- 株式情報(東証グロース、7140の確認)
- 事業紹介・会社概要(事業ドメイン、セグメント確認)
- 2026年3月期 決算短信(業績、DTCシフト確認)
- 2025年1月リリース(ベッツワンベテリナリーの約1,200店舗展開)
- 2026年6月リリース(全国動物病院向け販売開始)
富士フイルムホールディングス(4901)|関連度B
会社概要
富士フイルムホールディングスは東証プライム上場の大手企業で、ヘルスケアを中核成長領域の一つとしています。その中で富士フイルムVETシステムズを通じ、動物医療向けに画像診断機器、院内検査機器、受託検査、開業支援などを展開しています。動物用の総合販売会社として、動物病院に対して機器販売だけでなく、検査ラボや導入支援まで含めたトータルソリューションを持つ点が特徴です。
今回のテーマとの関連性
ペット医療テーマの中では、動物病院の診断・検査インフラを支えるサプライチェーン銘柄として見るのが自然です。富士フイルムVETシステムズは、各種画像診断機器、院内検査機器、受託検査サービスを動物病院向けに提供しており、新規開業支援も行っています。
B判定理由:テーマとの接点は強いものの、連結全体ではペット・動物医療専業ではなく、業績インパクトの開示も限定的だからです。
注目ポイント
- 動物病院向けに画像診断、検体検査、受託検査をワンストップ提供しています。
- 国内最大級の小動物臨床検査センターを運営しています。
- 新規開業支援やリース提案まで含むため、病院設備投資需要との連動性があります。
- 検査の外注需要や高度画像診断の普及が進むほど、周辺恩恵を受けやすい構造です。
注意点
- 連結業績の主力は人用医療や他事業であり、ペット向け寄与は相対的に小さいです。
- ペット関連売上の独立開示が限られ、テーマだけで評価すると過大視しやすいです。
- 機器販売は病院の設備更新タイミングに左右される面があります。
参考情報
- 富士フイルムHD 公式サイト・IR(東証プライム、証券コード4901の確認)
- 動物医療ページ(事業領域確認)
- 富士フイルムVETシステムズ事業・製品情報
- 先進検査センター紹介(検査体制確認)
- 動物病院新規開業支援ページ
島津製作所(7701)|関連度B
会社概要
島津製作所は分析計測機器・医用機器で知られる大手メーカーです。東証プライム上場で、医用画像診断機器の分野では「動物病院向けシステム」を公式に掲げています。島津メディカルシステムズを通じて、小動物専用X線撮影システム「PETMATE」や動物用X線透視撮影装置「OPESCOPE ACTENO」などを提供しています。
今回のテーマとの関連性
この銘柄は、動物病院の画像診断設備に関わるサプライチェーン株です。高齢ペットの増加は、整形、腫瘍、循環器など画像診断の需要増につながりやすく、X線や透視機器の更新ニーズとも接点があります。
B判定理由:動物病院向け製品は公式に確認できる一方、会社全体では人用・分析機器が主力で、テーマ業績の比率は限定的だからです。
注目ポイント
- 公式サイトに「動物病院向けシステム」を明示しています。
- 小動物専用X線撮影システム「PETMATE」を提供しています。
- 動物用X線透視撮影装置「OPESCOPE ACTENO」を展開しています。
- シニアペット増加に伴う高度診断ニーズの広がりは確認したいポイントです。
注意点
- ペット医療関連は全社の一部で、業績寄与の見えやすさは高くありません。
- 病院設備投資の波や更新案件の有無で需要が変動しやすい可能性があります。
- テーマ連想だけで過度に評価すると、実態より思惑が先行しやすいです。
参考情報
- 株式基本情報(東証プライム、7701の確認)
- 医用画像診断機器トップ(動物病院向けシステム確認)
- PETMATE製品ページ
- OPESCOPE ACTENO製品ページ
- 製品情報ページ(動物病院向けシステムの位置づけ確認)
シスメックス(6869)|関連度B
会社概要
シスメックスは検体検査機器の大手で、ヘマトロジー、血液凝固、尿検査などでグローバルに強い企業です。東証プライム上場で、国内臨床用製品の中に「検体検査装置(動物用)」を明示しており、動物用血液学検査装置も展開しています。人用医療が主力である一方、動物病院向けの院内検査に接点があります。
今回のテーマとの関連性
ペット医療における検査需要の増加は、動物病院の院内血液検査の重要性を高めます。シスメックスは「血液学検査(動物用)」として専用ページを持ち、動物用多項目自動血球計数装置を提供しています。
B判定理由:テーマとの接点は明確ですが、主力は人用検査機器で、ペット向け売上の開示は限定的だからです。
注目ポイント
- 公式製品群に「検体検査装置(動物用)」を明示しています。
- 動物用多項目自動血球計数装置を提供しています。
- 小型・簡便な院内検査は、動物病院の診療効率改善と相性が良い分野です。
- OEM供給を含め、過去から動物医療分野に継続的に関わってきた点も確認できます。
注意点
- 連結全体では人用検査主体で、テーマ関連売上の比率はかなり限定的とみるのが自然です。
- ペットテーマのみで評価するには純度が低く、連想買いには注意したい銘柄です。
- 動物病院向け検査機器は競合も多く、シェアの詳細を追いにくい面があります。
参考情報
- IR情報・個人投資家ページ(東証プライム、6869の確認)
- 臨床用製品ページ(動物用装置の位置づけ確認)
- 血液学検査(動物用)ページ
- 動物用 多項目自動血球計数装置ページ
- 許可証一覧(動物用)ページ
USEN-NEXT HOLDINGS(9418)|関連度B
会社概要
USEN-NEXT HOLDINGSは、コンテンツ配信、店舗サービス、通信、業務用システムなどを展開するグループです。東証プライム上場で、業務用システム事業を担うアルメックスは医療機関向け精算機・受付機器に強みを持っています。IR資料では、業務用システム事業の隣接周辺市場として「ペットクリニック」の開拓を掲げています。
今回のテーマとの関連性
動物病院DXの中でも、請求・会計・受付の省人化に関わる銘柄です。アルメックスは2022年に動物病院向け自動精算機「FIT-A」の提供開始を発表し、動物病院向け電子カルテ「Ahmics V4 Advance」との連携も打ち出しました。これは、獣医療そのものではなく、院内業務の効率化によるテーマ接続といえます。
B判定理由:動物病院向け製品と導入事例を確認できる一方、グループ全体で見れば周辺市場の一つにとどまるためです。
注目ポイント
- 動物病院向け自動精算機「FIT-A」を公式に提供しています。
- 電子カルテ連携による会計自動化・待ち時間短縮の事例があります。
- IR資料でペットクリニックを隣接周辺市場として開拓対象に挙げています。
- 動物病院の人手不足や非接触ニーズが続くほど、導入余地を見やすい分野です。
注意点
- グループ全体の主戦場は広く、ペットクリニック関連の売上寄与は小さいとみられます。
- 自動精算機はSaaS専業ではなく、ハード・保守・ソフト連携の複合モデルです。
- 動物病院DXテーマで見たとき、思惑先行になりやすい代表例の一つです。公式開示で確認できる範囲を超えて評価しない姿勢が重要です。
参考情報
- 株式基本情報(東証プライム、9418の確認)
- 2022年9月ニュースリリース(動物病院向け自動精算機提供開始)
- 2023年8月期決算説明資料(ペットクリニックを隣接市場として明示)
- 2023年8月期第2四半期決算説明資料(周辺市場開拓の継続確認)
- 動物病院向け導入事例ページ
アース製薬(4985)|関連度C
会社概要
アース製薬は家庭用虫ケア用品で知られる東証プライム上場企業です。ペット領域では100%子会社のアース・ペットを通じて、ペット用品、ペットフード、虫ケア用品などを展開しています。アース・ペットの製品群には「動物病院専用」カテゴリもあり、一般消費財だけでなく、獣医療周辺の流通にも接点があります。
今回のテーマとの関連性
この銘柄は、ペット医療の本命というより、予防・ケアの周辺恩恵株として見るのが適切です。ノミ・ダニ対策、口腔ケア、健康関連用品などは、高齢化や受診機会の増加と相性があります。さらに2025年には、アニコムと「ペット用MA-T口腔ケアジェル」の独占販売契約も公表されています。
C判定理由:ペット・動物病院との接点は確認できるものの、親会社全体から見たテーマの直接性や業績寄与は限定的だからです。
注目ポイント
- 子会社アース・ペットがペット用品・ペットフードを専業で展開しています。
- 製品群に「動物病院専用」カテゴリがあります。
- 口腔ケアなど予防寄りの需要拡大は確認したいポイントです。
- ペット向け生活ケア品は、診療前後の継続使用と結びつきやすい分野です。
注意点
- 親会社の主力は家庭用品で、ペット関連は連結全体の一部です。
- ペット医療・保険・DXの中心テーマからは一段距離があります。
- テーマ株としては周辺性が強く、思惑だけで位置づけを上げにくい銘柄です。
参考情報
- 会社概要(東証プライム、4985の確認)
- アース・ペット会社概要(子会社確認)
- アース・ペット「動物病院専用」カテゴリ
- アニコムとの独占販売契約リリース
ユニ・チャーム(8113)|関連度C
会社概要
ユニ・チャームは衛生用品の大手で、東証プライム上場企業です。会社概要でもペットケア関連製品を主要事業として明示しており、2026年統合レポートではウェルネスケアと並ぶ成長領域としてペットケアを位置づけています。犬猫の暮らし全般を支える企業ですが、今回のテーマでは特にシニアペット介護用品に注目しやすい銘柄です。
今回のテーマとの関連性
ペット保険や動物病院DXの直接銘柄ではありませんが、高齢化するペットという切り口では有力な周辺恩恵株です。ユニ・チャームはシニア犬向け紙おむつや介護用品を動物病院向けにも展開しており、介護負担・ケア費の増加という社会課題と接点があります。
C判定理由:高齢ペット関連の実需には近い一方、医療・保険・DXの中心事業ではないためです。
注目ポイント
- 統合レポート2026でペットケアを成長けん引領域に位置づけています。
- シニア犬向け紙おむつや介護用品を展開しています。
- 高齢者と高齢保護犬猫の支援基金など、高齢化課題を意識した取り組みもみられます。
- シニア期の介護・ケア費不安が高まる局面では、周辺需要の受け皿として見られやすいです。
注意点
- 医療・保険・DXというテーマへの直接性は低めです。
- ペット事業は成長領域でも、全社では多角化企業である点に留意したいです。
- テーマ名だけで医療株のように扱うと、実態とのズレが出やすいです。
参考情報
- 会社概要(東証プライム、8113の確認)
- 統合レポート2026関連ページ(ペットケアの位置づけ確認)
- ペット介護用品ページ
- シニア基金のニュースリリース
- ブラジルでのペットケア事業参入リリース
今回は除外・参考扱いとした銘柄
| 会社名 | 理由 |
|---|---|
| アイペットホールディングス | 2023年3月1日に上場廃止済みのため、今回の上場株対象から除外しました。 |
| 第一生命ホールディングス | アイペットHDを完全子会社化した流れから間接的な関連はありますが、親会社経由の関連でテーマとの直接性が薄く、今回は採用しませんでした。 |
| セルソース | アニコムとの再生医療分野での業務提携は確認できますが、現時点でペット医療テーマへの業績寄与を一次情報だけで強く読み取りにくく、思惑先行になりやすいため参考扱いにしました。 |

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