今回のポイントは、明確に逃げなければならない馬がいないこと。2.サヴォーナが自然に前へ出る可能性は高いものの、4.ドゥレッツァ、8.ダノンシーマはいずれも番手や好位で競馬ができるため、最初から激しく競り合う形は本線にしない。
前日の同じ新潟芝2000m外でも、逃げ馬が2着に残る一方、勝ち馬は4番手、3着馬は11番手から伸びた。中盤に一息入り、直線で速い脚を持続する競馬になっており、前か後ろかより4角で3~8番手付近にいて、そこからもう一段脚を使えるかを重視したい。
最有力は、序盤は無理をせず、中盤から直線にかけて徐々に速くなる形。4角3~8番手が中心とみる。
次に考えたいのは、さらに前半が緩んで直線勝負になる形。この場合も前にいるだけでは足りず、好位~中団から速い上がりを使える馬を上位に取る。
内側には傷みが出ているものの、前日の同コースでは逃げ馬も残っているため、外差し一辺倒とは判断しない。位置を取りながら直線で進路を選べる馬を優先する。
◎:8.ダノンシーマ
今回もっとも有利とみる4角3~5番手を、無理なく取れる可能性が高い。過去には2000mで好位から速い上がりを使って勝っており、前で運んでも直線の脚を失わない。少し位置が下がっても差す競馬ができるため、最有力展開だけでなくスローの直線勝負にも対応しやすい。理想的に運べた時だけではなく、標準的な位置取りでも勝ち筋が明確なのが本命理由。
○:5.ゾロアストロ
後方一辺倒ではなく、好位~中団前から速い脚を使えるタイプ。新潟1800mでは2番手から勝ち、東京1800mの重賞でも中団前から非常に速い上がりで勝ち馬と同タイムまで迫っている。今回も4角5~7番手前後なら理想的。ただし皐月賞のように後方まで下がると、前にいるダノンシーマを差し切るハードルが高くなるため対抗まで。
▲:3.ロデオドライブ
直近は後方からG1を勝ったが、それ以前は2~4番手から速い上がりを使って好走している。追込馬と決めつける必要はなく、今回4角3~8番手に入れば展開との相性はかなり良い。一方で、今回も後方まで下がると前にいる有力馬との差を直線だけで埋める必要がある。2000mについても経験がないため、その不確実性を残して▲。
△:4.ドゥレッツァ
前で運ぶだけでなく、道中から自分で位置を上げていけるのが強み。2000mでも好位から好走しており、中盤が緩めば3角以降に前へ取り付く形を作れる。ただし、早く動きすぎて直線で脚が鈍った近走もあり、今回は長い休み明け。好位~中団で脚を残せれば勝ち負けまであるが、前へ行きすぎた時の消耗を考えて△とした。
×:11.ステレンボッシュ
4角6~8番手に収まれば今回の展開に合う。東京1800mでは中団から速い脚を使って2着しており、前が少し苦しくなる流れならさらに浮上する。外枠でも3角まで距離があるため、後方固定とは考えない。ただし9番手以下まで下がると、前にいるダノンシーマ、ゾロアストロ、ロデオドライブを差し切るために大きな末脚差が必要になる。位置取りの下振れを考えて5番手評価。
無印で怖い馬
9.アーバンシック:最有力のミドル~スローでは必要上がり差が大きいため無印
10.バレエマスター:ハイペースなら勝ち筋は一気に太くなるが、そのシナリオ自体を低く見ている

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